CoinPostで今最も読まれています

メイカー(MKR)、DAO投票プロセスに批判殺到 前週比-16%

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DAO投票に異議

DeFi(分散型金融)大手Makerプロトコルを管理する分散型自律組織「MakerDAO」は、組織の分割やステーブルコイン「ダイ(DAI)」の価格設計など、プロジェクトの構造を大きく変更する方向へシフトしている。

MakerDAOの創設者Rune Christensen氏が打ち出したEndgame Planに向けた提案「Endgame Prelaunch MIP」が、10月24日に80%の賛成で可決した。

しかし、MKR保有者における得票率が15%弱と低かった。Christensen氏が賛成票の74%に影響力を及ぼしたとのデータが表出。提案の重要性に反して、投票プロセスの正当性に不備があるとの不満がDAO参加者間で噴出している格好だ。

反対者の主な指摘は、様々な施策を個別に評価・投票させるのではなく、一緒くたにしていること。米著名VCのa16zを初めとする反対投票者は、現状のガバナンス構造でも創業者が掲げる目的を達成できるとの意見を表明してきた。

関連:米著名VCのa16z、メイカー(MKR)のDAO分割計画に反対

MakerDAOはプロジェクトのDAO化実現や、実世界の不動産の担保導入など、DeFi分野の中でも先進的な取り組みに挑戦してきたパイオニア的存在。しかし、MKR保有者の投票率の低さは以前から問題視されてきた。

Paradigm社のFlashbots戦略リーダーで研究協力者を務めるHasu氏(仮名)は、DAOガバナンスに20/40/80の定足数を設けるよう指摘。同氏は得票率4.3%を占める反対票を投じた。

核となるビジョン、戦略、経済性など、プロトコルのあらゆる部分を劇的に変えるような提案が、15%以下の投票率で可決されるのは正当性に欠けている。

出典:Trading View

ガバナンス投票に関する不確実性の中、暗号資産(仮想通貨)メイカー(MKR)は前週比16.2%下落しており、国内銘柄の1週間下落率でワーストとなった。同時期にイーサリアム(ETH) は14.5%上昇している。10月28日時点のMKRの時価総額は約1320億円で、仮想通貨市場で56位に付けている。

Endgame Planとは

Endgame Planは、Makerプロトコルの管理体制を単一DAOから「MetaDAO」と呼ばれる個別ユニットに分割するもの。Makerとして政府からの検閲耐性と個別プロジェクトの推進力を強化するねらいがある。

具体的には、RWA(現実世界資産)の統合や、合成ETH運用など、個別プロジェクトを管理するDAOが独自トークンを発行する。戦略には、USDCのようなブラックリストや差し押さえの可能性がある中央集権的な資産をDAI準備金から取り除く内容も含まれた。

Makerプロトコルは、ステーブルコイン「DAI(ダイ)」の発行・管理、レンディングプラットフォーム。MakerDAOはプロトコルの運用方針について、ガバナンストークン(MKR)の投票を通して管理するDAO(分散型自律組織)だ。

Makerが発行する「ダイ(DAI)」は仮想通貨担保型のステーブルコイン。米ドルの価値と連動しており、1DAI≒1ドルを維持するよう設計される。執筆時点でDAIの時価総額は63億ドル(約9,400億円)で、これはステーブルコインとして4位の規模だ。

関連:MakerDAO、2,300億円をコインベースカストディで運用へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/15 月曜日
17:28
「トランプ陣営の仮想通貨支持は選挙戦略に過ぎない」アーサー・ヘイズ氏は懐疑的な見方示す
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で前CEOのアーサー・ヘイズ氏は、仮想通貨コミュニティに対し、強力に仮想通貨支持を打ち出すトランプ陣営の戦略を盲信しないように注意を喚起した。
12:47
仮想通貨企業へのVCの投資意欲、4~6月も改善傾向=ギャラクシーデジタル
ギャラクシーデジタルは2024年第2四半期における仮想通貨企業への投資市場を分析。Web3やビットコインL2が活発だと報告した。
12:46
トランプ前大統領、予定通りビットコイン・カンファレンスに出席意向
ドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂事件が全米を揺るがしたが、「ビットコイン2024」はトランプ氏のイベント登壇予定に変更はないことを報告した。
09:00
deBridgeのエアドロップ機会 ポイ活で仮想通貨DBRを獲得する方法
「deBridge」の特徴や使い方を詳しく解説。仮想通貨DBRトークンのエアドロップ情報も紹介。ポイント活動でのエアドロップが期待されています。
07/14 日曜日
15:00
AI・DePIN銘柄RNDRとIOの買い方 DEX使用
2024年の生成AIモデルやエヌビディアの躍進により、Render Networkとio.netが注目される。暗号資産(仮想通貨)RNDRとIOの特徴、将来性、買い方について解説。
11:30
ビットコイン値固め、ドイツのBTC売り圧解消なら相場にプラス|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、マウントゴックス(Mt.Gox)懸念などで900万円割れまで暴落した今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン相場を分析。来週以降は、アク抜けからの復調までもう少しの辛抱か
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bitwise幹部によるBTC価格予想に高い関心
今週は、Bitwise幹部によるビットコイン価格予想、JPモルガンのアナリストによるビットコイン相場分析、米共和党による仮想通貨支持発表に関するニュースが最も関心を集めた。
10:00
今週の仮想通貨市場 個別銘柄の注目材料まとめ|ビットコイン売り圧・BONK焼却・バイナンスの上場廃止など
今週は米6月CPIが相場へ影響を及ぼしたほか、ドイツ政府のビットコイン売りでの異変や、ソラナに関連する重要なアップデートなど複数の仮想通貨銘柄情報も注目されている。
07/13 土曜日
14:00
直木賞作品『宝島』映画へ小口投資可能、Securitize Japanがセキュリティトークンを発行へ
Securitize Japan株式会社は、直木賞受賞作『宝島』の実写映画に関するセキュリティトークンを発行すると発表した。
13:00
MakerDAOのRWAトークン化コンテスト ブラックロックなどが応募を計画
MakerDAOのDeFiプロトコルSparkは、現実資産(RWA)トークン化コンテストを発表。ブラックロック、スーパーステート、オンドなどが応募を計画している。
12:00
米デリバティブ大手CME、仮想通貨XRPとICPの指数を提供へ
米大手デリバティブ取引所CMEは11日、仮想通貨XRPとICPのリアルタイム指数および参考基準レートを新たに提供する予定を発表した。両銘柄の価格はニュースを受け値上がりしてい流。
10:30
米SEC、ビットコインL2・仮想通貨「Stacks」への調査を終了 法的措置行わず
米SECはビットコインのL2プロジェクトStacks(STX)への調査を終了。証券性をめぐり法的措置を行う予定はないことを意味する。
09:55
ソラナ基盤のDePIN「グラス」、クローズドベータ版の最終段階へ
ソラナ基盤のDePINプロジェクト「グラス」は13日、クローズドベータ版の最終エポックを日曜日に始まると発表した。より大規模なネットワーク構築へ向けて普及を進めている模様だ。
08:00
コインベース、今後の仮想通貨相場を分析
24年3Qの仮想通貨市場は価格変動が大きくなる可能性があると分析したレポートをコインベースが公開。その根拠を説明している。
07:20
米ジェネシスもビットコイン売りか、弁済のため1200億円相当を取引所へ入金
破綻した仮想通貨融資企業ジェネシス・トレーディングにリンクするウォレットから、コインベースに12,600 ビットコインを送金していたことが判明した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/07/17 09:00 ~ 18:30
東京 東京ミッドタウン八重洲
2024/07/18 ~ 2024/07/19
東京 国立新美術館
2024/07/22 18:00 ~ 21:00
東京 銀座 日東コーナー 1948
重要指標
一覧
新着指標
一覧