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ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

秘匿化技術で生体認証データを保護

ワールドコイン・ファンデーションは15日、生体認証データ保護に分散・秘匿化技術「SMPC」を採用し、そのシステムのオープン・ソース化を発表した。

SMPC(セキュアマルチパーティコンピュテーション)技術は、複数の当事者間で秘密を分割して共有することでデータの保護を強化し、量子コンピューティングに対しても有効とされる。プライバシーとセキュリティの専門家から高く評価されている。

新たに発表されたワールドコインのSMPCシステムは、まだ実用ケースの少ない生体認証データに適用可能なモデルとして広く利用されることを目指している。

「Worldcoin」は、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が共同創業した、個人認証技術を基盤としたベーシックインカム構築を目指すプロジェクトである。「Orb」と呼ばれる特殊な機器を用いてユーザーの虹彩をスキャンし、個人を識別するユニークなID(World ID)を生成。ユーザー・グラントとして暗号資産(仮想通貨)WLDを配布している。

ワールドコイン・ファンデーションは、分散型組織TACEOおよびワールドコインの開発会社ツールズ・フォー・ヒューマニティーの技術貢献者と協力し、SMPCプロトコルをスピーディに生成するシステムの実装に成功した。

新たなシステムでは、虹彩コードが複数の当事者によって保持される形となる。新システムへの移行後、過去の虹彩コードを含む一意な識別子やキーを持つ照合システムで生成された虹彩コードは永久に削除される。

関連:ワールドコイン、ベーシックインカム向け仮想通貨WLDのトークンセールを計画

オープンソース化のねらい

ワールドコイン・ファンデーションのデータ保護担当者であるJannick Preiwisch氏は、「この新システムの開発は、EU一般データ保護規則およびその他の世界中のデータ保護体制への準拠を示すものであり、オンライン上での信頼性を向上させ、グローバル経済へのアクセスを増加させることを目的としている」と述べた。

さらに、「新たなSMPCシステムの実装により、当財団は個々のデータが個人を特定することができないように永久的に暗号化し、過去の虹彩コードの削除を実現した。個人情報の保管やWorld IDの検証解除機能など、消費者にさらなる選択とコントロールを提供することを目指しています」と付け加えた。

ワールドコイン・ファンデーションは、今後もセキュリティ、プライバシー、データ保護に焦点を当てた最先端のテクノロジーの開発、テスト、展開に取り組み、オンライン上の信頼性向上とグローバル経済へのアクセス拡大を図っていく方針を示している。

関連:ワールドコイン(WLD)|投資情報・リアルタイム価格チャート

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