CoinPostで今最も読まれています

チェーンリンク、高度なセキュリティを提供するブリッジアプリ「Transporter」を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クロスチェーン相互運用性システムを活用

分散型オラクルネットワークのチェーンリンク (LINK)は11日、「クロスチェーン相互運用性プロトコル(CCIP)」上に構築された、安全性の高いブリッジアプリ「Transporter」(トランスポーター)のリリースを発表した。

Chainlink CCIPを搭載したクロスチェーンブリッジの次の進化であるトランスポーターをご紹介できることを嬉しく思います。
トランスポーターはマルチチェーン領域へのゲートウェイです。
信頼できるクロスチェーン: transporter.io

CCIPは、複数の独立した分散型オラクルネットワークを活用することで、レベル5のセキュリティを備えたクロスチェーンソリューション。異なるプログラミング言語およびチームによって構築されたリスク管理ネットワークを特徴としており、CCIPネットワークの監視と検証は全て個別に実装され、高度なセキュリティを提供している。

CCIPは昨年、Swift(国際銀行間通信協会)とBNYメロンやBNPパリバ、Citiらの大手金融機関と、複数のブロックチェーンをまたいだトークン化した資産の移動の実証実験で活用された。SWIFTは数年にわたり、チェーンリンクと共同で概念実証に取り組み、成功してきた経緯がある。

SWIFTとは

「Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication(国際銀行間通信協会)」の略で、銀行間の国際送金を可能にする通信ネットワークを提供する非営利法人のこと。このネットワークには、世界200カ国超の11,000以上の金融機関が接続している。

▶️仮想通貨用語集

関連:SWIFT、資産トークン化の実験結果を報告 チェーンリンクや大手金融機関と協業

関連:チェーンリンクCCIPで貿易のIoT実験、住友商事・ボーダフォンら

安全で使いやすいブリッジ

トランスポーターはチェーンリンク財団とチェーンリンク・ラボの協力の下開発され、複数のネットワーク間で暗号資産(仮想通貨)やデータの移動を可能にするブリッジアプリだ。

トランスポーターは、初心者にも使いやすいユーザーインターフェースと、シンプルな操作性を実現。ユーザーには24時間、専任サポートも提供される。また、チェーン間の転送状況をリアルタイムで可視化するトラッカーを提供することで、ユーザーが安心感を得られるような機能も備えている。

さらに、クロスチェーン取引には、送付元と送付先の二つのチェーンでトランザクションが発生するが、CCIPのスマート実行機能により、ユーザーは送付元のチェーンの手数料のみを支払う仕組みとなっている。

チェーンリンクの共同創設者セルゲイ・ナザロフ氏は、「トランスポーターを使用することで、チェーン間で大量のトークンや重要なメッセージを転送する際に、チェーンリンクのCCIPのセキュリティ上の利点を容易に活用することが可能になる」と説明。その重要性を次のようにまとめた。

チェーン間で価値とデータの両方を移動させる安全な方法を持つことは、ブロックチェーン業界が長年にわたって必要としてきたものであり、トランスポーターがそのアクセス改善に寄与することを嬉しく思う。

トランスポーターは、まずイーサリアム (ETH)、オプティミズム(OP)、アービトラム(ARB)、アバランチ(AVAX)、BASE、BNBチェーン(BNB)、ポリゴン(MATIC)、WEMIXのブロックチェーンで利用可能になる。

関連:チェーンリンク(LINK)ステーブルコインUSDCのクロスチェーン機能をサポート

ブリッジの脆弱性に対処

DeFi Llamaのデータによると、2016年以降、分散型金融(DeFi)に対するハッキング被害は、58.5億ドル(約8,960億円)に上り、そのうちクロスチェーンブリッジに対する攻撃がほぼ半数を占めている。

チェーンリンクの広報担当者は、安全なブリッジは急速に成長しているDeFi分野を、より多くの主流ユーザーに開放するための鍵となると述べている。

トランスポーターは、この数兆ドル規模のエコシステム全体で、ユーザーが仮想通貨を高度に安全な方法で移動することを可能し、断片化されたオンチェーン環境をつなぎ、サイロ化された流動性を解き放つのに役立つ。

チェーンリンクについて

チェーンリンクは、トランザクション価値を参照する基盤として機能する分散型オラクルネットワーク。現実世界資産(RWA)やオフチェーンデータの配信、さらには異なるブロックチェーン間での安全なメッセージング機能も備えている。

チェーンリンクは、世界の銀行や金融機関、分散型金融(DeFi)、国際取引、ゲーム業界など多岐にわたる分野でアプリケーションと市場の基盤を支えており、安全なクロスチェーン相互運用性へのアクセスを提供することで、10兆ドル(1,530兆円)を超える取引を可能にしてきた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア