CoinPostで今最も読まれています

ソラナETFなど「アルトコインETF」の実現可能性評価を公表|GSRリサーチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナの優位性

米暗号資産(仮想通貨)マーケットメーカーのGSRは27日、ビットコインとイーサリアムに続き、ソラナが3番目に承認される現物ETF(上場投資信託)となる可能性があり、実現した場合、価格は大幅に上昇すると主張した。

「次はソラナか?」と題した最新のレポートでGSRは、技術的優位性と安価な取引コスト、幅広い分散型アプリケーション、活発なユーザーおよび開発コミュニティを持つソラナは、「仮想通貨のビッグ3」としての地位を固めたと指摘。米国で、次に現物デジタル資産ETFが承認されるとしたら、ソラナが最有力候補であることは明らかだと主張した。

レポートでは、現物ETFの承認を獲得する重要な二つ要因として、分散化のレベルと市場の需要を挙げ、独自の指標を用いて、主要仮想通貨を分析し「ETF可能性スコア」を割り出した。

出典:GSR

先月承認されたイーサリアムがトップに、ソラナが2位、続いてNEAR、アバランチ、アプトスが上位5位を占めるという結果になった。

関連仮想通貨市場、今週の材料まとめ|イーサリアム、アバランチ、JUP、PRIMEなど

ソラナ現物ETF承認の可能性は

一方、これまで米国でビットコインとイーサリアムの現物ETFが承認された道筋を考慮すると、近いうちに追加でアルトコイン現物ETFが承認されることはないとGSRは指摘した。

ビットコインとイーサリアムはETF承認に至る前に、規制に準拠した先物市場が存在し、複数年にわたって取引が行われ、先物ベースのETFが承認されていた背景があるためだ。

しかし、仮想通貨への強い支持を表明したトランプ前大統領が当選した場合、トランプ政権下では「リベラルなSEC(証券取引委員会)委員」とともに、「数多くの現物デジタル資産ETFのローンチを可能にする寛容な規制を採用する可能性がある」とGSRは主張している。

関連:現米政権下でソラナ現物ETFの承認可能性低い? 有識者コメントまとめ

価格への影響

レポートでは、ビットコイン現物ETF承認による価格変動に基づいて、ソラナの現物ETFの承認がSOL価格に与える影響を推測した。

ビットコインの場合、ETF承認の「現実的な可能性」が認識された昨年10月の27,000ドルから現在は約63,000ドルと、価格は2.3倍に上昇した。(レポート執筆時価格)

GSRはこの2.3倍という数字をベースラインとし、ソラナ現物ETFへの資金流入を、弱気、基本、強気という三つのシナリオに分けて分析した。

市場で仮想通貨ETFへの期待が高まる前の2021年から2023年の、ソラナの投資商品への資金流入をビットコインの流入と比較し、5%をベースラインのケースとして設定。弱気シナリオは2%、強気シナリオは過去2年間で大幅に増加したソラナへの相対的な流入の平均値である14%を用いた。

また、ソラナの時価総額(平均でビットコインの4%)を考慮して、現物ETFがSOL価格に与える影響を調整したところ、以下のような価格上昇の可能性が導かれた。

  • 弱気シナリオ:1.4倍
  • 基本シナリオ:3.4倍
  • 強気シナリオ:8.9倍

しかし、ビットコインとは異なり、ソラナ上には幅広いアプリケーションが構築され、有用性の高いユースケースが数多くあるとレポートは指摘。ソラナの潜在的な上昇率はさらに大きくなる可能性があると示唆した。

BTCとは異なり、SOLはステーキングや分散型アプリケーションで積極的に使用されるため、相対的なフローと相対的なサイズの関係は直線的でない可能性がある。

米大手資産運用会社VanEckは27日、米国で初となるソラナの現物ETF「VanEck Solana Trust」の登録届出書をSECに提出したと発表。過去数週間にわたり下落基調にあったSOL価格は150ドル弱まで急騰した。

関連:大手資産運用会社VanEck、米国初のソラナ現物ETF「VanEck Solana Trust」を申請 SOL価格が急騰

ソラナ(SOL)への投資に

『早割』終了まで
0
0時間
0
0
さらに!! CoinPost読者限定割引コード提供中!
クリックしてコードをコピー
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/01 月曜日
19:43
スイ(SUI)の買い方|元Meta開発者が手掛ける仮想通貨の将来性、おすすめ取引所の選び方
仮想通貨(暗号資産)スイ(SUI)は、元Meta・旧Facebookのメンバーが開発し、高い取引処理能力や並列処理能力が注目される。SUIの初心者向け解説からおすすめ取引所の購入方法まで詳しく紹介。
17:55
「WELL3」とは|1時間で4500万ドルを調達したWeb3ウェルネスプロジェクト
パブリックセールで1分で1,000万ドルを販売したことから、注目を集めたWELL3。本記事では、WELL3のシステムやサービスの特徴、強みなどを詳しく解説します。
17:01
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX 2024」、岸田文雄総理大臣が登壇予定
岸田文雄首相がアジア最大級のWeb3カンファレンス『WebX 2024』に登壇予定であることが発表された。同イベントは、8月28日・29日にザ・プリンスタワー東京で開催される。
16:52
バイナンス、11銘柄に監視タグ追加 上場廃止の可能性
暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは11銘柄に監視タグを付与し、高ボラティリティとリスクを示唆。上場廃止の可能性がある。
15:50
web3関連企業が香港に戻り始めた背景は? 税制優遇や規制面などで優位性
7月1日に英国から中国への返還27年を迎える中、香港の仮想通貨業界は活況を呈している。香港政府の積極的な仮想通貨政策や明確な規制の導入により、香港市場に対する世界の投資家の信頼が高まったことが大きいと見られている。
15:06
Binance Japan、アプトス(APT)取扱開始へ
合計で52銘柄の取り扱い 国内暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japan(バイナンスジャパン)は1日、17:00(日本時間)から、現物取引においてアプトス(APT)の…
14:58
米大手仮想通貨マイニング企業、収益性悪化でビットコイン以外のPoW銘柄も採掘へ
CryptoQuantaのCEOは、マイニング企業がハッシュプライス低下に伴い、ビットコイン以外の仮想通貨の採掘を始めていると述べた。
12:23
メルカリ、招待キャンペーンでビットコインをプレゼント WebCMも展開
招待キャンペーン 株式会社メルカリの子会社であるメルコインは7月1日、フリマアプリ「メルカリ」のビットコイン取引サービスにおいて、大規模な招待キャンペーンを開始すると発表した。…
12:10
ビットコイン63000ドル台回復 マイナー指標はFTX破綻以来の『降伏』水準に達す
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが63000ドル台を回復した。マイナーのハッシュレートのドローダウン率は22年11月以来の降伏水準に達しており、相場の底打ちシグナルを示唆した。
11:01
ソニーグループによるAmber Japan買収が判明、暗号資産取引所の運営に参入へ
ソニーグループが昨年9月にAmber Japanを買収し、S.BLOX株式会社に社名変更することが分かった。暗号資産(仮想通貨)取引サービス『WhaleFin』をリニューアルする。
09:35
イーサリアムETFの上場承認書類が再提出求められる 7月上旬の専門家予想は後退
米SECは、イーサリアム現物ETFについて発行企業に7月8日までに申請書を再提出するよう求めた。承認までまだ時間がかかりそうだ。
06/30 日曜日
12:00
今週の仮想通貨市場 個別銘柄の注目材料まとめ|イーサリアム、ソラナ、アバランチ、TONなど
時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)を中心に、今週の注目材料をまとめた。ソラナ(SOL)、TON、アバランチなどの個別銘柄の注目材料も。
11:31
今週のビットコイン相場:需給悪化懸念の急落から反動高 今後の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、下落中の今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン相場を分析。米国大統領選前の初回テレビ討論会など材料豊富な来週の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米国初のソラナ現物ETF申請に高い関心
今週は、米国初のソラナ現物ETFの申請、マウントゴックスの弁済開始の発表、米・ドイツ政府による仮想通貨ビットコインの売却の可能性に関するニュースが最も関心を集めた。
06/29 土曜日
12:00
「好きでつながる」Yay!、ワールドコインとIDで提携
バーチャルワールド『Yay!』を運営する株式会社ナナメウエは、仮想通貨ワールドコインの「World ID」と認証連携すると発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/07/03 20:00 ~ 21:00
その他 オンライン
2024/07/04 ~ 2024/07/06
その他 京都パルスプラザ
2024/07/04 18:00 ~ 22:00
近畿 KYOTO Chambers
2024/07/04 ~ 2024/07/05
近畿 GION BAR M16
重要指標
一覧
新着指標
一覧